ニホンオオカミの頭骨など7個を清川村指定重要文化財として指定
清川村内の民家において、ニホンオオカミの頭骨5個、下顎1個、前肢1個の計7個の遺物が大切に保存されていたことが分かりました。
ニホンオオカミは100年以上前に絶滅したとされており、現存する頭骨などの遺物は、国内外に100個程度とされておりますが、その中で、1つの地域に7個もの遺物が存在していたのは、大変稀なことだと考えています。
村では、遺伝子検査について、専門家にご協力をいただき、頭骨4個と下顎1個は、ミトコンドリアDNA解析やゲノム解析によりニホンオオカミであることが認定され、遺伝子検査を行っていない頭骨や前肢を含めた7つの頭骨などは、形態的特徴からニホンオオカミであると鑑定されております。
今後、村では、貴重な遺物であるニホンオオカミの頭骨などを後世に残していくため、村の重要文化財として指定することを決定し、併せて、展示用のレプリカや復元画を作成していくとともに、ニホンオオカミ関連の講座や講演会などを通して情報の発信にも努め、文化・観光の面から地域の活性化に繋げていきたいと考えております。
清川村では、村内におけるニホンオオカミの遺物や信仰、伝承などに関する情報を収集しております。
皆様からの情報提供を、心からお待ちしております。
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更新日:2025年05月17日